幽霊授業

ある定年退職間近の教師がいた。その教師は気が弱く生徒からも頼りにされていなかった。そんな彼がある夜にもう廃校へ向かっていた。それを見ていた女教師が後をついていくとその教室には生徒がおり彼はいつもと違ってとても熱心に授業をしていた。女教師が「廃校で勝手に授業してはいけないのじゃないですか」と言うと彼は「ここの生徒は熱心に聞いてくれてとても嬉しい」と言い、生徒達も「先生に文句言うな」とその女教師に襲ってきた。
彼女は必死になって逃げるともう追いかけてはこなかった。女教師はすぐに警察を呼んだがそこはもう廃校になっていた。残っていたのは荒れ果てた床の上に一枚の写真だけだった。そこにはあの生徒達と教師が写っていた。
後日、その廃校は10年ほど前に火事になりその時に多くの生徒が亡くなってしまったため廃校となったらしい。そしてあの夜以降廃校で授業をしていた教師を見たものはいない。

 

[参考文献:日本現代怪異事典]

箱の中

昔、紀遠助(きのとおすけ)という侍がいた。遠助は京都の殿様に仕えていたが久しぶりに休みをもらったので故郷の美濃国(岐阜県)に里帰りをした。
国で待つ妻への土産を馬に積み道を急いでいると橋の上に女性が立っていた。女性は手を広げて遠助を止めた。
「段の橋へ行かれますか?もしそうでしたらこの箱を段の橋にいる女の人に渡してほしいのです」
その橋なら通り道なので、遠助は快く引き受けた。
女性は「その箱の中身は絶対見ないでくださいね」
遠助は帰り道、段の橋へ寄るのを忘れそのまま自宅まで帰ってしまった。そして妻へお土産をあれこれと渡していた。そして預かった箱を見て思い出した。妻に事情を話したのだが「この箱はその女への土産なんだわ」と嫉妬し、遠助が席を外している間に開けてしまった。
「きゃあああああああ」と悲鳴を上げた妻の所へ遠助は駆けつけると妻は倒れていた。箱の中身を見たなと遠助もついつい見てしまった。中身は箱の中びっしりと詰め込まれた人間の目玉だった。
「えらいことだ、早く届けなくては」と箱を抱え馬に飛び乗った。真っ暗な道を必死で走り段の橋に着くと美しい女が立っていた。
「遅れてすまなかった」と箱を渡そうとしたところ女は「箱の中身を見ましたね。見てはいけないとイッタノニ…」と女の声が歪み形相も変わってしまった。
それに驚いた遠助は慌てて逃げ出し家に帰ると布団にもぐりこんで震えながら神仏に祈った。
「お助け下さい、お助け下さい、お助け下さい」
翌日、遠助は布団の中で冷たくなって見つかった。

 

[参考文献:本当に怖い怪談]

ゆかりちゃん

あるところに、ゆかりちゃんという女の子がお父さんとお母さんと3人で暮らしていた。しかしゆかりちゃんが小学校5年生の頃にお父さんが事故で亡くなってしまった。
それからはお母さんが朝早くから夜遅くまで必死になって働いて、ゆかりちゃんは小学校を卒業し中学校も卒業間近という時期に元々病弱だったお母さんは過労が重なり倒れてしまった。
亡くなる直前お母さんはゆかりちゃんを枕元に呼び「ゆかり、おかあさん先に逝ってしまうけどごめんね。もしどうしても困ったときはこれを開けなさい」と手作りのお守り袋をゆかりちゃんに゚渡してお母さんは亡くなってしまった。

それからゆかりちゃんは親戚の家に引き取られ高校へ通うようになった。通学かばんにはお母さんのお守り袋をつけて。
ある日クラスの男子がゆかりちゃんに「そのお守り袋見せろよ」とからかってきた。渡さないようにしていたのだがとうとう男子の手にお守り袋が渡ってしまった。男子は遂に中身を見た。それを見た男子は言葉がでないようだった。ゆかりちゃんは当然中身は知らないので男子からその手紙を返してもらった。
ゆかりちゃんはその手紙を読んだとたん号泣してしまった。
手紙にははっきりとお母さんの字でこう書かれていた。
「ゆかり 死ね」

 

[参考文献:都市伝説ファイル]

NNN臨時放送

深夜、テレビの放送終了後もそのまま画面を見ていると突然ゴミ処理場が映し出され「NNN臨時放送」というテロップが現れる。何か速報でもあったのかと見続けていると人の名前が流れていき、その名前を抑揚のない声が読み上げていきそして最後に「明日の犠牲者はこの方々です。おやすみなさい」と番組は終了する。
この人の名前が流れていく中で最後に自分の名前が流れていくというのもある。
またこれがN○Kの場合、流れる人名は受信料未払い者のリストだったりというのもある。
同じような放送で「あの世放送」というのがあるらしい。これは番組の最後に問い合わせ先の電話番号が出てその番号に電話するとあの世に繋がるという話がある。

 

[参考文献:日本現代怪異事典]

真・女神転生

1994年4月23日、井の頭公園バラバラ殺人事件というのが現実にあったのはご存じだろうか?
概要としては、清掃業の女性がゴミ集積場でピンク色に透けるゴミ袋を見つけた。彼女は猫を飼っていたので魚の切り身か肉だったら猫の餌に持って帰ろうとその袋を開けたところ人間の足だった。
その後も次々と見つかったがとうとう頭と胴体は見つからないまま2009年に時効となってしまった。

さて、このゲームは事件が起こる1992年に発売された。ゲームマニア・オカルトマニアの間では予言したものではないかと言われている。
犯人が特定できないこともあり一部ではこれも当時話題となった、ある宗教団体との関わりも囁かれている。本作でも同じように怪しい集団が儀式を行うなど、もしかしたら?と思うところがある。

 

[参考文献:懐かしいゲーム都市伝説]