口伝

オバケ沢

場所は神奈川県愛甲郡にある。

大正時代、狂った女が髪を振り乱し、破れた着物を着てこの沢をさまよっていた。女は山にある蛇やトカゲなどを食べて何とか生きながらえていた。
しかし、その日暮らしの生活のため風呂に入るでもなく髪はボウボウと伸び、その姿は見るに耐えないほど醜く怖ろしい姿であった。その姿を見て里の人たちは「あの沢には化け物が住んでいる」と噂し、女をバケモノ呼ばわりするところから、この地名がついたという。
女は里の者から「オバケ」と呼ばれたことにたいそうショックを受け、思い余って投身自殺をしてしまった。

 

[参考文献:本当は怖い日本の地名]

9.11

タイトルからどんな話か予想ができると思う。
そう、あのアメリカであった同時多発テロだ。あの当時も色んな仮説が出てきた。アメリカ政府は把握していたんではないか?とかは有名な話である。
ここでは少し違う話をご紹介しよう。

あの9月11日に日本人観光客がタクシーに乗った。行先は「ツインタワーでお願いします」と言ったとたん、イスラム系のドライバーに「今日はあそこへは行かない方がいいよ」と言われたそうだ。
その日本人は素直な人だったのだろう、「そうなんですか」と言ってエンパイアステートビルへ行き、難を逃れたという。

あの時のニュース番組を思い返すとアメリカの一般市民にしろマスコミからの映像にしろ、とても近くでしかも危険のない絶妙なアングルで撮っている映像が多かったように思う。
それは実は前日に知っていたという話もある。

日本ではあの阪神大震災の時、神戸にはいつもいる外人がいなかったのと同じ事なのだろうか?

 

[参考文献:超怖い話実話]

火傷の治療

昭和の初めごろの話である。夕張で開拓民として本州から渡ってきた炭鉱夫の男性が爆発事故に巻き込まれた。
一命は取り留めたものの全身火傷の重体だった。昭和初期の頃なのでろくな治療もされず全身包帯に巻かれ妻のいる飯場の一部屋でに担ぎ込まれた。
付き添いの医者は「今夜乗り切れば助かる。もし何かあれば呼びにきなさい」と自宅の場所を言って帰った。
その真夜中、玄関に誰かの気配を感じたので妻が出てみると大勢の人間が立っていた。彼らが言うには「自分たちは彼と同じ職場で働いている仲間である。今日は事故に巻き込まれてしまい早くお見舞いにきたかったのですが作業があったのでこんな遅い時間になってしまった。どうか自分たちにも彼の看病の手伝いをさせてほしい」
妻は一人で心細かったので部屋に入りきれないほどの仲間たちを迎えた。
その中の一人が「自分は医術の心得がある。これはひどい火傷だが私は火傷の治療に長じているので今夜施せば彼はすぐ治る」との事で妻は何も言えずそれに従った。
治療は荒く、「火傷には焼け焦げた皮膚を取り除くのが一番の治療だ」と言い、彼の包帯をほどき皮膚を無造作に剥ぎ取り続けた。
彼はあまりの痛さに耐えられず絶叫し、泣き叫んだがその男性は治療を続けた。
しばらくして男性は「これで良くなる」と治療を終わり席を立った。妻は何度も頭を下げながらお礼を言った。
部屋に戻ると入りきれないほど居た人たちが一人残らずいない。妻は疲れたので少し休もうと思ったが彼の顔色を見るとまるでロウのようであり、妻は号泣した。
騒ぎを聞きつけた医者は彼を見て妻を怒った。「誰が患者をいじったのだ!」
包帯を取り除いた医者は思わず彼の体から目をそむけた。無残に皮膚を剥がされた遺体がそこにあった。

警察が呼ばれ半狂乱の妻から事情を聞いたが、昨夜訪れた男たちが一体誰なのかどこを調べてもわからなかった。
話を聞いたある人が「それは狐の仕業だろう」と言ったらしい。狐にとっては人間の疱瘡や火傷の跡は霊薬となるらしい。
妻は目が元々悪く狐たちはそこに付け込んだのだろう。
その後、妻はどうなったのかわからない。

 

[参考文献:怖い話・都市伝説]

サン・ジェルマン伯爵

生没年は一応不詳となっている。18世紀、ルイ15世時代のフランス宮廷が初登場のようである。
教養もあり、化学や音楽にも詳しく10か国語も話せたという。しかし彼の前半生は全くわかっていない。
イエス・キリストと会話したという話など昔の偉人達と話したという事を社交界で話している。
そしてマリー・アントワネットに忠告などもしたというが結局フランス革命は起こってしまいギロチンへと彼女は誘われてしまった。
一応彼は1784年2月27日にドイツのカッセルで死去したというが、その後も目撃情報がある。
有名な話では劇作家ニコラが彼の使用人に「あなたの主人は本当に2000歳なのですか?」と質問したところ「それはお教えすることはできません、私はたった300年ほどしかお仕えしておりませんので」という返答だった。
錬金術をも操れたという彼は不老不死の技術を持って今もどこかでいきているのかもしれない。

[参考文献:世紀末オカルト図鑑]

山の神様

筆者の父は山で育った。子供の頃に「けして山に入ってはいけない日」というのを祖母から聞いたらしい。
日にちまでは覚えてないらしいが、筆者が調べたところ12月20日あたりのようだ。
その日は山の神様が木の数を数えてるので、一緒に数えられ木にされてしまうという。
時たま山で見ると思うが、「ねじれている木」
これは神様が次はここから数えると印をつけたという木である。