【実話】四○ホテル

あれはもう15年ほど前であっただろうか。当時付き合ってた彼は神奈川で筆者は大阪で、いわゆる遠距離恋愛だった。その彼はずっと神奈川にいたわけではなく大学は京都の大学だったため関西で暮らしていたという。
卒業してからも妹さんが結婚されるまでは京都にいたという。お母さん一人になってしまうので神奈川へ帰ってしまった。筆者が出会った時はもう神奈川で暮らしていた頃だった。
京都に長く住んでいただけあって色んな場所へ連れて行ってもらった。

タイトルは一応伏せてはあるが京都と聞けば、なんとなくおわかりかと思う。ここはいわゆるそういうホテル。
昔からあるホテルのようでタッチパネルでもなく、受付の人の顔まで見えて鍵を渡してくれる。たいそうお年を召したおばあさんだったが本当に100歳は近いんじゃないか?と思われるようなおばあさんだった。
そこで鍵をもらってから部屋まで行った。当時彼も私もシフト制の仕事だったので平日だった。
する事も終わって(笑)筆者が先にシャワーを浴びた。出てから彼がシャワーを浴びていた。筆者は暇だったので今では懐かしい「笑っていいとも」を見ていた。テレビのある位置は窓際だが勿論嵌め殺しのため窓は開かない。ちなみにそこは5階。ベランダなどない。テレビを観ていると向こう側の窓に髪の長い黒い服を着た女性がスーっと通った。
(ああ、そういうのがでるとこなんやね)なんて納得しながらまたテレビを観ていると今度は部屋の中に同じように黒い服を着た男性が風呂場へ入っていった。まだ彼はシャワー中。
シャワーから出てきても彼は何も言わなかったので(気づいてなかったのか)と安心していた。

その後円山公園で甘酒を飲んでいた。寒い日だったのでとても美味しかった。
すると彼が「さっきのとこな、俺がシャワー浴びてたら黒い人が入ってきてんけど…」
「うん、入っていったもん。こっちでは外に黒い服着た女の人が外通ってたしなあ」
「なんで言うてくれへんねーん」と言われたが彼は本当にビビりなのであの時点で言ったところで「ギャーギャー」うるさかったであろうから言わなくてよかったと思っている(笑)

9.11

タイトルからどんな話か予想ができると思う。
そう、あのアメリカであった同時多発テロだ。あの当時も色んな仮説が出てきた。アメリカ政府は把握していたんではないか?とかは有名な話である。
ここでは少し違う話をご紹介しよう。

あの9月11日に日本人観光客がタクシーに乗った。行先は「ツインタワーでお願いします」と言ったとたん、イスラム系のドライバーに「今日はあそこへは行かない方がいいよ」と言われたそうだ。
その日本人は素直な人だったのだろう、「そうなんですか」と言ってエンパイアステートビルへ行き、難を逃れたという。

あの時のニュース番組を思い返すとアメリカの一般市民にしろマスコミからの映像にしろ、とても近くでしかも危険のない絶妙なアングルで撮っている映像が多かったように思う。
それは実は前日に知っていたという話もある。

日本ではあの阪神大震災の時、神戸にはいつもいる外人がいなかったのと同じ事なのだろうか?

 

[参考文献:超怖い話実話]

しゃもじ幽霊

ある古道具屋の女性が雨の夜、寄り合いから帰ってこない主人の帰りを諦め戸締りをして眠りに就こうとしたところ、戸を叩く者がいる。開けると雨に濡れた美しい女性が立っていた。真っ白な着物に真赤な腰巻といういでたちで、その女性は「待っていてあげて下さい。ご主人が今戻られますから」というとどこかへ行ってしまった。
しばらくすると夫が雨に濡れて小走りで帰ってきた。
その翌日、古道具屋に一組の布団が持ち込まれた。それは婚礼布団であったが売りに来た男は安価で手放した。早速店先に出すと数日で買い手がついたがなぜか数日で戻ってきた。やがて夫の母親がその布団を持って帰ると言い出し、翌日不安になった夫婦は夫の母親の家へ様子を見に行った。
するとそこには布団から逃れるようにして壁に穴をあけて腕を突っ込んでる母の姿だった。
怪しいと思った夫は布団を引き裂いてみた。そこには綿とともに色褪せた布の包みが現れた。妻がそれを開くと中から干からびた10本の指とくしゃくしゃの肉片、それも抉り取られた女性器だった。
そして夫はふと思い出した。妻が見たという女性の下半身が赤かったのは腰巻の色ではなく血に染まっていたためではないかと。妻も思いだし叫び声をあげた。
その女性の手を見た時に何か違和感があったのは指が1本もなく、のっぺりとした手のひらだけでまるでしゃもじのような形にみえたことを。

 

[参考文献:日本現代怪異事典]

キミアキ君

神奈川県のとある中学校の卒業生に語り継がれる噂である。

その卒業生が入学したばかりの頃、最初のホームルームで先生が出席を取り始めた。その時先生が「キミアキ君」という名前が呼ばれた。苗字もなく出席簿の苗字欄も空白で、住所も「神奈川県○○市」とあるのみで保護者の名前すらない。
しかしキミアキ君自体は普通の男の子で友達と遊んだり、話したりしていた。キミアキ君の家に遊びに行った者はいなかったが噂では滅多に人のいない島の裏側という話であった。
だが入学から1年以上過ぎたある日、キミアキ君は親しい友人にも転居先を告げないまま突然引っ越して行ったという。
キミアキ君は何か事情のある人間だったのかそれともそもそも人ではなかったのか不明のままである。
他の文献では正体は「河童」だったという話もある。

 

[参考文献:日本現代怪異事典]

海馬市蘭

筆者は今まで知らなかったので載せてみようと思う。ご存じの方には申し訳ございません。

Twitterで現れるという怪異で、呟いてはいけないとされる名前である。この言葉を呟くと死者からリプライが返ってくるという。筆者もTwitterをしているが見た事がなかった(´エ`;)

実際にTwitterでこの名前を検索すると多数のアカウントがでてくる。
そして現在はこの名前を呟いたところで大量のアカウントからリプライがあるのみで特に被害はないという。
一体どういう意味なのだろうかと今頃になって思う筆者であった。。

 

[参考文献:日本現代怪異事典]