文化13年(1816)の八月初旬の夜中頃、狩衣(※1)をと烏帽子(※2)を
かぶった人が馬に乗って江戸の方へ飛んで行くのを両国橋(東京都墨田区内)の茶屋にいる者が「確かに見た」と言っていたという。

当時この話は都市伝説のように言い伝えられたという。

 

※1 公家・武家がよくきた上着の一種。平安時代には普段着として、鎌倉・室町時代には礼服として着ていた
※2 元服した男子が通常の服の時に部屋の中でも被ってた帽子。脱ぐことはまれだったという

 

[参考文献:半日閑話]