他のUMAと違いその目撃例が圧倒的に多いのが、幸せを呼ぶ ケセラン・パサラン。その姿は、空からふわふわと漂ってくる白い綿毛状の謎の物体もしくは生命体。そんなケセラン・パサランは歴史も長く、洋の東西を問わずに目撃例が絶たないUMAです。今回は、そんなケセラン・パサランの正体に迫っていきましょう。
元記事で語られていた内容
公開日:2019年10月19日 更新日:2020年2月16日 。まずはケセラン・パサランの基礎知識を見ていきましょう。ケセラン・パサランは、その名前からは想像も付きませんが日本固有の名前。その由来は、スペイン語の「ケ・セラ・セラ」という説や梵語由来の説、東北弁由来の説と様々。しかし中には江戸時代の本草学書(今でいう百科事典)「和漢三才図会」にある、「へいさらばさら」こそがケセラン・パサランだという説もあります。
怖さが残るポイント
どちらにしても、かなり由緒正しいUMAです。西洋ではAngel Hairと呼ばれている。実はこのケセラン・パサラン、西洋にもその存在は確認されています。英語圏では「Angel Hair(エンゼル・ヘアー)」「Gossamer(ゴッサマー)」と呼ばれていて、同じく謎の生命体のような扱いになっています。しかもアメリカのケセラン・パサランは捕獲したとたんゼリー状になって消えてしまうとか。
噂と事実を分けて読む
日本の伝承によれば、ケセラン・パサランは飼育可能なUMA。桐でできたおしろい箱の中に入れておけば、おしろいを餌に大きくなるとも言われています。つまり、伝承においてはケセラン・パサランは間違いなく単独の生物なのです。これこそがケセラン・パサランだと主張する人は多く、一般にはこれが正体だと言われています。この、タイトルにもなっているしろばんばこそ、まさにケセラン・パサランのようなもので、その正体は雪虫という羽虫です。
現地の空気を想像すると見えてくるもの
タカやワシなどの猛禽類が、未消化の獣の毛を吐き出すことがあります。一説にはこれをケセラン・パサランという説もあるのです。確かに空から降ってくる綿のような毛ではあります。オケナイト、もしくはオーケン石(Ca10Si18O46・18H2O)という鉱物。この鉱物は石にもかかわらず綿毛を持ち、ふわふわとした毛玉のような見た目をしています。
怖い話として読み継がれる理由
残念ながら飛ぶほどは軽くありませんが、一つの説として存在します。様々な説がありますが、ケセラン・パサランの伝承には「飼育可能」「成長する」というものもあります。しかも、西洋のエンゼル・ヘアーなどは、ゼリー状になって消失するという証言もあり、綿毛や獣の毛とは考えにくいものです。ケセラン・パサランの正体は、言ってしまえば謎です。しかし、この謎であるといいうことこそがケセラン・パサランの魅力であり、だからこそ幸運を呼ぶというラッキーチャーム的な存在であると言っていいでしょう。
怖い話として読み直す意味
真相を断定することはできません。ただ、こうした話が長く語られ続けるのは、そこに人が忘れられない違和感や恐怖が残っているからです。噂として距離を取りながら読むことで、元記事とは違う角度から怖さが見えてきます。
