※これはかつて、ひとりの女子高生が白昼に忽然と姿を消した『室蘭女子高生失踪事件』に関する記事の【 中編 】です。本記事をお読みになる前に、ぜひとも前編をお読みください。【未解決事件】『室蘭女子高生失踪事件』の真相に迫る -前 編-【考察シリーズ】 。※これからお伝えする事件当日の麻未さんの足取りは、関係者の証言や目撃情報に基づいています。
元記事で語られていた内容
それぞれの証言の信憑性が高いことを前提に、本記事ではこの事件を考察します。麻未さんはアルバイト先であるパン屋に電話をかけている。このとき、電話に出た女性従業員に「午後1時過ぎにそちらへ行きたいのですが、その時間にオーナーさんはいますか?。麻未さんがアルバイトしていたパン屋 それまで麻未さんは自宅からすぐ近くの支店で働いていた。しかし、学校帰りにアルバイトをしたいと考えた麻未さんは高校からほど近い本店勤務を願い出る。
怖さが残るポイント
本店での勤務にはコーヒー講習を受ける必要があり、麻未さんが失踪した日はちょうど本店で行われるその講習の日だった。この日、麻未さんが電話をかけていたのは後に訪ねる予定であった本店。麻未さんの 自宅 、 パン屋(支店・本店) 、麻未さんの通う 室蘭栄高校 の位置関係は下記の地図を参照。画像引用 (PC版 左) (スマホ版 上): 室蘭女子高生失踪事件 。麻未さんは自身が暮らす「白鳥台団地」最寄りのバス停からバスに乗車。
噂と事実を分けて読む
バスの乗車前、彼女はバス停までの途中にあるコンビニに立ち寄っている。バス乗車時に麻未さんは友人に遭遇しており、バスの後方座席からこの友人に手を振っている。パン屋本店までのアクセス 麻未さん自宅最寄りの「白鳥中央」バス停から「東町(ひがしまち)ターミナル」行きのバスに乗車(道南バス)。麻未さんを乗せたバスは、この日の目的地であるパン屋本店にほど近い「東通(ひがしどおり)」バス停に到着。ところが麻未さんはなぜかこのバス停で降りなかった。
現地の空気を想像すると見えてくるもの
このとき居眠りや見逃しによって降り損ねたわけではなく、彼女は意図してここでの下車を見送っている。不可解な点 先述のとおり、麻未さんは事前にパン屋本店に連絡を入れ、"午後1時過ぎに行きたい"と伝えている。午後1時過ぎ(13時過ぎ)に店を訪ねるならば、どう考えてもここで降りるべきである。几帳面という麻未さんの性格からみれば、彼女が約束の時間に遅れるということは考えにくい。ここで引っかかるのは、麻未さんが店を訪ねると伝えていたのが"13時過ぎ"という不確かな表現であったこと。
怖い話として読み継がれる理由
店に訪ねる時間を正確に取り付けていなかった理由はいくつか考えられる。・「コーヒー講習をしてくれるオーナーの都合に合わせていた(オーナーが忙しいため、正確な待ち合わせ時間を決められなかった)」。・「店を訪ねる前にどこかへ立ち寄る必要があった(手土産を買うため)」 13時頃 (店を訪ねる約束の時刻) 降りるべきであった「東通り」バス停から3つ先の停留所「東町2丁目」で麻未さんは下車。そこから目の前の室蘭サティ(現イオン)に立ち寄る。このとき、麻未さんが施設内の化粧品売り場にいる姿を防犯カメラが収めている。
怖い話として読み直す意味
真相を断定することはできません。ただ、こうした話が長く語られ続けるのは、そこに人が忘れられない違和感や恐怖が残っているからです。噂として距離を取りながら読むことで、元記事とは違う角度から怖さが見えてきます。
