日本は昔から神仏の力を借りて国難を乗りこえてきました。古くは 新羅との対立 、 平将門の乱 、 元寇の神風 、 日露戦争 、そして 第二次世界大戦 …… 。今回は、そんな恐ろしい呪術「大元帥法(だいげんのほう)」を紹介し、うわさの真相を追求していきたいと思います。はたして都市伝説なのか、 実話 なのか……それとも?。
元記事で語られていた内容
【第二次世界大戦】大元帥法による「ルーズベルト呪殺作戦」。 フランクリン・ルーズヴェルト 画像引用元: 。大東亜戦争(第二次世界大戦・太平洋戦線)において 日本の敗戦 が間近となった昭和 20 年 1 月。軍部では起死回生をねらい、当時のアメリカ大統領 ルーズベルトの 呪殺 を計画しました。位の高い僧たちが全国から集められ、密教の呪術 「大元帥法」 を執り行ったのです。
怖さが残るポイント
護摩(ごま)をたき、祈祷(きとう)を続けること 3 ヶ月。1945 年 4 月 12 日、ルーズベルトは勝利を目前にして急死したのです。戦後初期から語られてきたうわさで、ネットでは、曽祖父が祈祷に参加したという人も。映画化もされた 荒俣宏の小説『帝都物語』 でも、同様の作戦が描かれています。僧たちの唱える 「金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)」を電波塔で増幅 させ、 呪いを送信 するのです。
噂と事実を分けて読む
昭和天皇の神宮参拝記録も残されているように、 日本全国の寺社で戦勝祈願が行われたことは事実 です。「敵国降伏」 の10銭切手 も発行されました。ルーズベルトの突然死はアメリカでは「脳いっ血のための急死」と報じられましたが、 朝日新聞や報知新聞には 「神罰」 と書かれました 。 「敵国降伏」の10銭切手 画像引用元: 。しかしルーズベルト呪殺に関する公的記録は、今のところ見つかっていません。
現地の空気を想像すると見えてくるもの
とはいえルーズベルトの死因は、いまだに真相がはっきりしていないのも事実です。アメリカの大統領就任式では、新大統領は聖書に手を置いて神に忠誠を誓います。また戦争などの有事の際には、今でもかならず牧師を派遣します。国家と宗教の結びつきが強いアメリカが、敗戦後の日本に政教分離を強要し、宗教の保護を禁じたことは謎のひとつです。ですが、ルーズベルトの呪殺を恐れたと考えれば、つじつまは合います。
怖い話として読み継がれる理由
またこれが事実なら、アメリカは当時の記録や関連資料をすべて没収したでしょう。証拠は残っていませんが、一概には否定できないうわさです。 大元帥明王像 画像引用元: 。日本では古くから、密教や陰陽道の調伏(ちょうぶく)をもちいて国を守ってきました。そのなかでも最恐といわれたのが、真言密教の大元帥法です。
怖い話として読み直す意味
真相を断定することはできません。ただ、こうした話が長く語られ続けるのは、そこに人が忘れられない違和感や恐怖が残っているからです。噂として距離を取りながら読むことで、元記事とは違う角度から怖さが見えてきます。
