これはかつて、東京都西部のスーパー従業員3人が射殺された『八王子スーパー強盗殺人事件』に 関する記事の【 パート3 】です。本編をお読みになる前に、ぜひとも【パート1~2】をお読みください。【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -1- 。【未解決事件】『八王子スーパー強盗殺人事件』の真相 -2- 。
元記事で語られていた内容
以下に時系列で示す各出来事において、時刻表示が オレンジ色 になっている箇所は、事件のポイントとなるイベントが発生していることを表しています。これにて、この日の矢吹さんと稲垣さんの勤務は終了 。⇒ 店舗脇の通路に不審な男がいるのが目撃される 。目撃者は店舗駐車場に停めた車の中からこの男を目撃。この車のライトに照らされると、男は顔を伏せるようにしてその場を立ち去った。
怖さが残るポイント
⇒店舗周辺は静まり返ったが、盆踊り会場である公園ではまだ屋台が営業しており、公園やその周辺では祭りの参加者が未だ多くいた。稲垣さんによって事務所のセキュリティシステムが作動。⇒この直前に稲垣さんが事務所から知人男性に電話をかけ、迎えに来てくれるよう頼む。⇒ 事務所に続く階段下で待ち構えていた犯人に拳銃で脅され、3人は事務所内に押し戻されたと推察 。⇒スーパーからほど近い交差点付近にいた高校生2人が、このとき複数回鳴る銃声のような音を聞いている。
噂と事実を分けて読む
また、スーパーの近所に住む複数の住民も同様の音を聞いている。発砲した時刻について 稲垣さんが知人男性に電話をかけてからこの銃声が鳴るまでは、約2分30秒であったといわれている (ウィキペディアより) 。これは事務所電話の通話記録と銃声を聞いた人の証言から算出している。これに基づけば、3人は事務所を出てからおよそ2分ほどの間に事務所内に押し戻された上、殺害されていることになる。本事件の犯行が非常にスピーディーであったことは間違いないのだが、これには少々無理があると思われる。
現地の空気を想像すると見えてくるもの
その根拠は、やはり約2分という犯行時間である。この超短時間で矢吹さんと前田さんを粘着テープで拘束し、3人を殺害することは非常に難しい。状況からみて犯人の手慣れた犯行の様子が窺えるが、まず間違いなく犯行時間にはもう少しの余裕があったと本記事では推察。現代(2020年現在)と違い、事件当時に銃声が鳴った正確な時間を知る術はない。あくまでこれを聞いた人の証言に依存するので、犯人が発砲した時刻は不正確である(これは他のイベントも同様)。
怖い話として読み継がれる理由
※イベント:"21時20分"や"21時45分"などの各項目のこと 。迎えの連絡を受けた稲垣さんの知人男性がスーパーに到着 。⇒約束通りに稲垣さんが外で待っていなかったので、男性は車を駐車場に停めて車内で稲垣さんが事務所から出てくるのを待った。事務所の明かりは点いており、事務所内に稲垣さんがいると思ったためである。⇒男性は"まだ着替えているか、先に小料理屋へ行ってしまった"と思い、稲垣さんの所在を確認するために小料理屋へ向かう。
怖い話として読み直す意味
真相を断定することはできません。ただ、こうした話が長く語られ続けるのは、そこに人が忘れられない違和感や恐怖が残っているからです。噂として距離を取りながら読むことで、元記事とは違う角度から怖さが見えてきます。
